2014.01.07 BLOG

飲食店での接客 4つの視点

前職で教えられた仕事の取り組み方について、少し触れさせていただきたいと思います。

  先日、とあるふつうの街のレストランで食事をしました。普段使いにはちょっとお高めのお値段でそれなりのお料理の、こじゃれたお店でした。ご存知の方も多いですが、前職では飲食店でホールサービスをしていましたので、ちょっとした細かいところまでが気になってしまう悪い癖があるのですが、このお店でとても気になってしまったのが、残念ながら店員さんの接客です。料理名を言ってもなんだかおぼつかない感じだし、動きにやや不安なところもあり…。そして、メインのお料理前にシルバーセット(フォークやナイフが入ったかご)を一旦総入れ替えしたかったのか、下げていきました。そして、新しいシルバーセットをもってくる前に、メインのお料理がきてしまいました。料理を出したときに気づくかな?と見守っていましたが、結局気づかずに、次の作業に移っていました。そんなとき、あぁ、残念だなぁって思ってしまうのです。料理を出したときにテーブルを見るチャンスはいくらでもあるのに、なぜ気づかなかったのかなぁ…と。そんなエピソードです。

 

 私も、新入社員時代、当時の上司にしっかり教育を受けるまでは、目の前の作業ばかりに目がいっていましたが、「仕事の仕方」を教えてもらってからは、いろんなことに目を配れるようになったと思います。(えらそうに言えるほどではないのですが…)

 その時教えていただいたのが、4つの視点です。この4つを見逃さなければ、スムーズに仕事を運ぶことができ、お客様にストレスを与えることはありません。

 まずひとつめは、お客様の動き。たとえば、メニューをずっと見ていたのに、急に顔があがったら、注文したいのかな、とか。料理がでてきてすぐもう一度メニューを開いたら、もしかしたら頼んだものと違ったのかな、とか。

 ふたつめは、テーブルの上。なかなかお客様のテーブルの上をじろじろ見ることはできませんが、さりげなくホールを回ってウォーターサービスをしながら、チェックをしたりします。テーブルの上にメニューがあればオーダー待ち。メニューがなければオーダー済みなので、シルバーセットやお皿、お水はきちんと出ているかな、とか。食事は終わってお皿は空いているけど、まだ伝票が置かれていなければ、食後のデザートか飲み物をそろそろ準備しなくてはいけないな、とか。

 3つめは、料理。あるべき姿になっているか、盛り付けはきれいか、適正な温度か、異物混入していないか。

 そして最後にスタッフの顔。同じ作業を重ねてやっている人はいないか、手が空いている人はいないか、仕事をかかえて困っている人はいないか。どこかで手が足りなくなっていないか。

 この4つさえきちんと見ていれば、自然とすべてがうまく回るようになるのです。

 

 飲食店と薬局では全然意味合いが違ってくるのかもしれませんが、私はいまも同じような見方で仕事をしています。忙しくなってくると、どうしても、目の前の作業を次々こなすだけになってしまいがちです。患者様の顔、待合室の様子、処方せん、スタッフの顔。相手からはつねにサインはでているので、それを見逃さないようにしていきたいなと思います。

2013.12.06 BLOG

〇〇リボン

 

12/1は世界エイズデーで、各地でエイズ啓発運動が行われるそうです。

 

 

 

何年か前から色々な啓発運動のリボンをよく見かけるようになりました。

 

一体、何色が何の意味を現わしているのか気になったので、調べてみました。

 

 

 

正式な名前は「アウェアネス・リボン」と言い、輪状に折った短い一片のリボン、もしくはそれを描いた絵だそうです。

 

世界各地で着用者が社会運動もしくは社会問題に対してさりげない支援や賛同の声明を出す方法として用いられています。

 

リボンは哀悼のシンボル(黒)としても使用されています。

 

 

 

調べるとたくさんの種類があったので、ここではよく見かけるものと医療に関する色を挙げさせていただきます。

 

レッドリボン:エイズ(12/1)の理解・支援、飲酒運転撲滅

 

ピンクリボン:乳がん(10/1)の予防・啓発

 

グリーンリボン:臓器移植、臍帯血を用いた再生医療

 

オレンジリボン:児童虐待防止、児童売春・児童ポルノ根絶

 

ブルーリボン:前立腺がんの早期健診、北朝鮮による日本人拉致問題被害者の生存を信じ救出を願う

 

パープルリボン:アルツハイマー病、潰瘍性大腸炎、クローン病、加齢黄斑変性、甲状腺がん、膵癌、大腸がん等など多数の疾患

 

イエローリボン:障がい者支援、平和の支持、ティーンの自殺防止

 

ティールアンドホワイトリボン

 

       :子宮頸がん患者支援と子宮がん検診の呼び掛け

 

 

 

様々な色で使い分けられていて、まだまだたくさんありました。

 

支援しようというボランティア精神に基づいたものだなと思いました。

 

 

 

2013.11.07 BLOG

療養型通所介護研修

 「療養型通所介護施設」への実地研修に2日間行って参りました!

介護認定4-5の方々を受け入れる「療養型通所介護施設」は全国で80か所あるそうです。

看護師スタッフ数名と介護スタッフ・医師と連携をしサービスを提供いたします。

デイ

↓ このリフトカーでお迎えに向かいます。

リフトカー

 

リフト-の中で「先生、この施設が私のような体の者をを受け入れてくださり 家族も

やっと自由な時間ができ本当に助かる。神様みたいだ」という言葉がとても印象に残りました。

 風呂

入浴中は本当に気持ちよさそうです(笑)

 

 

 

2013.10.21 スタッフブログ

宮里藍パパ♡

月末に行われる 社内親睦ゴルフの為、日曜日の早朝に打ちっぱなし練習場に参りました。

200球を打ち終わり汗だくになった頃にふと振り返るとナント!「宮里藍ちんのパパ」が歩いているではありませんか・・・!

ジュニア(小学生)の指導にいらしたようです。

驚きましたがせかっくの機会です。写真をお願いしちゃいました。

「ご子息様方のご活躍を心より応援しております!!!」

とお伝えしましたところ

「先日もふがいない結果で・・申し訳ございません。練習頑張ってください」と

激励もいただけました。

何かスイングアドバイスを頂きたかったです・・・(笑)

宮里さん

2013.09.24 BLOG

FLC見学について

・FLCとは?
Front Logistics Centerの略で、簡単に言えば小さな物流センターのようなもの。(衛星型)

FLCに対して、ALC(Area Logistics Center:母船型)があり、FLCにて地域の医療機関に商品を供給しつつ、足りない部分やFLCへの補給をALCにて補う。

こちらの卸さんは愛知県においてALCは清洲市西枇杷島に1店、FLCは岡崎支店のFLC化で全国4店目となる。

 

・通常の支店との違いは?

大きな違いは2点、①災害(特に地震)への強靭化 ②ALCのシステム導入による作業効率化・正確化による安定供給 があるという。

 

・耐震と免震、発電機能、災害時の供給体制

建物自体は比較的新しいため耐震は十分(震度7にも耐えられる)ある。ただ、建物は無事でも薬品棚や電気系統に損害がでると営業ができない不備が以前はあった。そこで建物自体に、また医薬品が並ぶ棚にも免震機能を備えることで、普段となんらかわらず営業できるシステムを構築した。(東日本大震災では仙台支店で震度6を記録したが、棚の薬品は全く落下しなかったという。)電気系統においては、発電機を設置し、営業所全体の電気を供給可能(ALCは96時間、FLCは52時間)で、軽油での発電のため軽油を補充できればそれ以上継続して発電が可能になっている。市街地が損壊して道路が寸断された場合も、スクーターを用いての薬品供給体制を整えている。

 

・薬局においての利点

①    多頻度物流:一日最大4便の配送あり

②    欠品が少ない:発注状況をシステムで管理し在庫確保、不足する場合はALCにて対応

③    土曜日配送:全店土曜日も営業

④    分割商品供給サービス(order epi):薬品は少量から購入可能、不動在庫の軽減に有効

⑤    個口スキャン検品(任意):通常の検品もできるが、箱の数とNo、伝票のNoを照合するのみの検品が可能。(商品50品目の検品 通常:3分1秒 個口スキャン:10秒)

⑥    ロケーション順納品(任意):薬局の薬品配列情報をメディセオに提供すると、配置順に並べて納品される(納品後、薬品収納が早くなる)

⑦    需要予測システム(任意):商品の在庫状況や出庫状況から、発注データを自動で作成するシステムがある

 

・営業所内ピッキング時のシステム

ピッキング時はハイテクカートとよばれるものを使用する。

①    カートが発注データを受信する

②    商品Noを見て、商品をピッキング(商品名は出ないため、取り違えしにくい。また素人でも安易に作業可能)

③    JANコードで商品とデータを照合(間違えると、カートが動かなくなる)

④    カートに乗せると重量監査される(数が違うと重さが異なり、カート動かなくなる)

⑤    ピッキング終了後はBOXにバンドが巻かれる。それ以後、薬局に届くまでBOXへの商品の出入りは一切なくなる。

 

以上のシステム導入後、納品の正確さは99.9997%(ミスは100万回に3回)となった。

 

※こちらの企業様ならではのサービスが多くあることもわかりました。利点④⑤⑥あたりのサービスは普段の納品業務を効率化するのにいいサービスかと感じました。

以上

2013.08.22 BLOG

ふれあい薬局豊田宝町店は東京オリンピック開催を応援します!

 

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きっかけは患者としていらしたMさんのお願いでした。

                        「このポスターを店に貼ってくれない?」

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特定の商品宣伝でもないですし、なにより患者様のお願いなので断ることはできません。

こうして豊田宝町店ではオリンピック開催を応援することにしました。

オリンピックのシールもいただきました。店舗スタッフは各自名札に貼ってあります。

ちょっとかっこいいですね。

k

Q:「オリンピック選手では誰が一番好きですか!?」

薬剤師:Kさん

「えー、わかんないです。っていうか何ですかその質問。選手ってすごくたくさんいるじゃないですか。漠然としすぎですよ。」

すいません・・・

y

Q:「そういうYさんは誰が好きなんですか?」

薬剤師:Yさん

「そうだなあー。水泳の、あの、平泳ぎの、チョー気持ちいいって言った、あの…

 そうだ北島!きたじまー・・・三郎?」

それは演歌歌手ですよ!

…こんなですけれど、豊田宝町店は東京オリンピック開催を応援します!

(おまけ)

人類最強の女が、仕事しているか常に見張っています…

KK

2013.08.19 BLOG

患者様からのプレゼント*鹿田店

 

先日、よく来てくださる患者様Jくんより

アンパンをいただきました♪☆

 

Jくんが中村日赤病院に行った時に

近くの美味しいパン屋さんで買ってきてくださいました。

 アンパン

 

(スタッフみんなで美味しくいただきました。)

 

家が遠いので、なかなかそのお店に行くことはないのですが

中村日赤病院近くにもかりん薬局の店舗がありますので

そちらで勤務することや立ち寄る機会があれば、

ぜひ寄ってみよう!と思います。

 

 

 

 

2013.08.15 BLOG

終戦記念日の名古屋第一赤十字病院

本日は終戦記念日です。

名古屋第一日赤病院は昭和12年に開院し、戦時中は軍事病院となり現在に至ります。

現病院エントランスにはモニュメントと共に下記 解説文が掲示されております。

 

日赤

長い歴史の重みを感じます。。。

日赤2jpg

2013.08.01 BLOG

料理を科学的に解明

この間雑誌を読んでいたら面白い本があったので紹介します。 

                                                                                                                             豊田店薬剤師 K

 

料理には「野菜炒めがうまくいかない」…などどうしてもうまくできないことがありませんか? これはただ料理が下手だから、というわけではなく、上手くいかないことには理由があるというのです! なんて心強い本なんでしょうか!

 

『科学者ママnickyのなるほど段違い!お料理ノート』というレシピ本は、レシピの紹介だけでなく、科学者の視点から多くの人が抱えている料理のお悩みに答えてくれているそうで、ここで失敗の理由を解明してくれている。

例えば、「野菜の炒め物」の悩みも、加熱前に塩を入れてしまうことに失敗の理由があるそう。 なぜかというと…

「野菜の細胞は細胞壁という固い囲いに入っています。植物細胞に塩をかけると、水分が奪われますが、外の細胞壁は縮まずに中身だけしぼんでしまうのです。なので中身がスカスカになった細胞壁がひしゃげて、植物全体がしんなりしてしまう。」とのこと。 なるほど!レシピに「最後に味付け」と書かれていても、その理由まで書いていることはないですよね。 野菜炒めを上手に作りには、「高温で加熱してタンパク質などの熱変性をさせた後、火を止める直前に塩を振る」ことが大事という。

他にも、「完璧に仕上がった麻婆豆腐を味見したら、なぜかとろみが弱くなる」という問題。気のせいかも…と追加で水溶き片栗粉を投入してしまう人も多いのでは? 実はこれにも科学的に理由があったんです。 唾液に含まれるアミラーゼという消化酵素が原因だった。 一度口に入れて唾液がついたスプーンを麻婆豆腐に入れてしまうと、このアミラーゼが片栗粉のでんぷんを分解して糖に変化。 そのせいでスプーンですくった麻婆豆腐のとろみが消えてしまうというそう。 追加で片栗粉を入れても、アミラーゼの作用があるので元には戻りませんという事なので、とろみをつける料理のときは、取り皿にとって味見をすること!

 

こうした科学的な理由を知って納得したり、実験によって実感することが、料理上手になる第一歩間違いなしということなので、本購入してみようかと心動かされました。みなさんもよかったら読んでみてください。

「科学者ママnickyのなるほど段ちがい!お料理ノート」(科学者ママnicky/主婦と生活社)

2013.06.27 BLOG

「ケタ違いに売る人の57の流儀」

先日、森令子さんという方のセミナーを受講する機会がありました。

この森さんという方は、イタリアの高級ファッションブランド、
フェラガモの新宿小田急特選ショップ店長、日本橋高島屋ショップ店長を歴任。高島屋店長時代にはフェラガモのフィレンツェ本店の売り上げを抜いたという実績を持つ方です。
フィレンツェ本店のフィッティングルームほどの広さしかない店で健闘し、フェラガモの創業者ワンダさんがわざわざ見に来て
「こんな場所で本店の売り上げを超えるなんて!」と驚かせたエピソードを持つ元カリスマ店長です。

現在は、会社を設立して、ブランド業界専門の人材紹介や接客・接遇指導、その他、就職支援の会を設立するなど幅広く活躍されています。
そして、「ケタ違いに売る人の57の流儀」というのは、森さんがこの程出版された著書です。
この本には、業界は違っても薬局の仕事に生かせることがたくさん書かれていますので、抜粋して紹介したいと思います。

* ───── * ───── * ───── * ───── * ───── * * ───── *
 現在は「ロウプレッシャー営業」が求められています。
商品を売り込む前に、商品を提供する販売スタッフの人間性を売るのです。
「自分を売る」接客です。まず、お客様との接点づくりから始めます。
お客様との会話の中で、お客様が何を欲していて、何を考えていらっしゃるのかを探ります。
そのためには「仮説力」が大変重要になります。毎回、シチュエーションによって対応は異なります。
販売スタッフの心配りを、お客様は無意識のうちに観察し、
「この人は心を開いていい人だな」などと判断するはずなのです。
最初にこちらが見られる時間にお客様心理をしっかりと受け止めて対応することが求められます。

時代によって変わるお客様のニーズを読まないといけません。
あなたも今、自分が一人のお客様の立場であれば、「信用できる人から、信用できるものを買いたい」という気分ではないでしょうか。お客様が求めているものを、次のような実践からも知ることができます。

それは、ちょっとでも時間の余裕ができたならば、マネキンの着せ替えをするということです。
同じ日に2度、3度店の前を通られるお客様へのアピールにもなりますし、自分のイメージングの練習にもなります。
もしも、あるお客様がミニスカートに興味を持たれたら、それに合うセーターとバッグと靴を全部持ってきて棚に広げ、コーディネートして見せることができるのです。ここで全身のコーディネートをそのまま買っていくお客様もいますが、たとえ何一つ買われなかったとしてもいいのです。
こうして手間をかけることで、お客様に印象を残せますし、自分のコーディネート力も上がります。

すなわち「可能性」が上がるのです。
突然何もかも売れるような方法はありません。「可能性」を積み上げることこそが、「売れる人」になる近道なのです。

「一生懸命やる」とは「一生懸命勧める」ことではありません。
「一生懸命勧める」とは「自分のWin」で、「お客様のWin」のためではないから成功しないのです。
「お客様のWin」ならば、そのお客様が欲しいものを引き出してあげることになります。
その人の欲しいものをきちんと提供することが、「お客様のWin」になります。

 「いらっしゃいませ。よろしければ、お手にとってご覧くださいませ」

最近、私は接客・接遇のセミナーで、この台詞は「絶対に使わないようにしましょう」と研修生に指導しています。
といってもこの言葉、読者のみなさんにもお馴染みのはずです。お客様が店に入って、商品を目にした段階で、まずいわれる言葉です。

しかしこの言葉は、お客様に話しかけているようで、実際には目線も合わせず、実に軽い感じでいわれることが多い言葉です。
お客様にとっては、そのたびに「聞き流す言葉」になっています。これは、お互いにとって何か意味があるのでしょうか?
お客様は、「いらっしゃいませ。よろしければ、お手にとってご覧くださいませ」と挨拶代わりにいわれるよりも、
「秋冬物のコレクションが昨日入ってまいりました」あるいは、
「大丈夫ですか。雨が降ってきましたけれど、傘はお持ちでしたか」と声をかけられるほうが、
言葉を自然と受け止めやすくはないでしょうか。

 

 私はセミナーで、初めてのお客様の気持ちをつかむために、
コーチングのテクニックで「イエスセット」を取り入れています。
「いらっしゃいませ」といったあとに、そのお客様に3~4回続けてイエスといわせる言葉をかけるのです。

その言葉は、その場でお客様と共通認識できる話題です。テレビのニュースではいけません。
「今日のニュース、ご覧になりました?」と聞いても、「いや、テレビは見ないから」といわれたら、イエスではなくノーといわれたことになりますので、それで終わりです。

そうではなく、「ちょうど全店合わせてセールが始まりました」「どこも秋冬物が揃ってまいりました」「今年の夏も暑くなりましたよね。やっと秋らしくなりましたね」といった、その場で、目で見てわかる状況を取り入れます。

私はそれを「つかみのための2分間」の初めに使います。
「いらっしゃいませ」と話しかけてから、お客様の関心が商品へと移るまでの間。
この2分間に、お客様との気持ちの距離を縮めて、信頼関係を築くきっかけをつくるのです。

目の前にいらっしゃるお客様が、商品を買うか買わないかはわかりませんが、誠心誠意の営業姿勢を示すことが大切です。
「売れなかったけれど、お客様に喜んでもらえた」「試着までやっと漕ぎ着けた」、その経験を喜びとすることです。
お客様は買われなかったかもしれませんが、心の中で「丁寧に接客してもらって気分がよかったから、また行こうかな」と思っているかもしれません。

さらに「口コミ効果」というのはとても大きいものです。
その場で、「あなたは感じがいいわね」という言葉を頂戴しなくても、いい接客は善意と同じく、回りまわるものなのです。
あなたの接客がよかったことで店のイメージが上がり、お客様が家族や友人にご紹介くださるかもしれません。
これは店舗販売のみならず、どんな営業や飲食店の接客についても同じことがいえるでしょう。

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 森さんのセミナーでは、以下のようなお話がありました。

・接客の3原則は、①笑顔 ②誠実な気持ち・態度 ③スピード

・「ありがとうざいます」の前か後に必ず何かをつけ加える、
 耳慣れた言葉を耳慣れたままにしておかない (プラスワンの言葉)

・ポポネポ →ポジティブ、ポジティブ、ネガティブ、ポジティブ
 (ネガティブを閉じ込める)

・まずは人間関係の構築を、速攻営業はありえない、
 顧客満足度は一歩一歩埋めていく

・あいさつとは相手の目の動きがわかる距離ですることをいう

・信頼は初対面のときに決まる、信頼はもろい、
 長い時間をかけて築いても一瞬で崩れることがある

・100(信頼)-1(怒り)=0 →まったく信頼関係がなかった場合、0となる

・100(信頼)-1(怒り)=80→信頼関係があれば、80にすることができる

 
今、私が勤務している店舗では、「可能性」を積み上げる、ということを実感しています。
薬局が何件も並んでいるのですから、その中でたまたま当薬局を選んでくださった、その理由はさまざまです。
最初のきっかけはどうであれ、「またこの薬局に来よう」と思って帰っていただく、それがすべてだと思います。

もちろんそれはどの店舗でも同じことが言えますので、
「また来よう」「○○を連れてこよう」と思っていただける薬局を目指し、日々勉強していきたいと思います.