先日、お休みをいただいて、学会に参加してきました❗
3人に1人が がん になるこの時代。
「緩和ケア」というとがんが進行した時期に行うというイメージをもたれる方もいらっしゃると思います。
でも、実は、それだけでなく、がんが見つかったときから治療中も必要に応じて行われるものなんです。
がんと診断されたときには、ひどく落ち込んだり、不安で眠れないこともあるかもしれません。
治療の間には食欲がなくなったり、痛みが強くでることがあるかもしれません。
「つらさを和らげる」という緩和ケアの考え方を、診断されて間もない時期から取り入れることで、こうしたつらい症状を緩和しながら日々の生活を送ることができます。
また、がんの治療が難しいということがあっても、それはその患者さまに何もできないということではありません。
痛みや吐き気、食欲不振、だるさ、気分の落ち込み、孤独感を軽くすること、自分らしさを保つことや、生活スタイルの確保など、緩和ケアではそれぞれの患者さまの生活が保たれるように、医学的な側面に限らず、幅広い対応をしていきます。
そう、まさに今回の学会のテーマでもある「いのちの輝きを支える」なのです。
「調剤薬局での緩和ケア」と聞いても、なかなかピンとこないこともあるかもしれません。
今回の学会でも、ある病院の医師が話されていました。
薬局って…
疲れていて栄養ドリンク買いにいったり
風邪引いて市販薬買いにいったり
病院にかかったら処方せん薬もらったり
健康なときから病気のときまで、ずっと関われる場所だよね
まさにその通りなんです❗
どんなときでもその人らしい生活を送ってもらいたい、そのための一番身近な医療関係者でありたい
その想いがあり、この学会に参加し、色んなことを吸収して帰ってきました🎵
現在、関わらせていただいている患者さま、そしてこれから繋がるであろう未来の皆さんのために、今からでもできることひとつずつ積み重ねていきたいと思います❗