弊社においては、全職員メーリングリストを活用して、普段勉強したことや語りたいこと・・などを持ち回りで『TOPICS』と称して行っております。
今回は入社5年目のM薬剤師が担当です♪
「見られている」意識を持とう!
私はうどんや蕎麦が好きで、色々なお店をめぐるのが好きなのですが、そういったお店ではよく職人さんが麺を打っていたりする姿をガラス越しに見る事が出来ます。眉間にしわをよせて、いかにも、な職人さんを見ると、どんな食事がでてくるのか、わくわくしてしまいます。
私が勤めている M店は、調剤室がガラス越しに見える造りになっていて、さらにはお店自体も外から良く見える造りになっています。パソコンにむかっていると、外の人と目が合うこともしばしばあります。
薬局の中にいると、外の様子には無関心になりがちです。しかし、表を歩いている人たちが、いつ患者さまとなって薬局を訪れるとも限りません。「見られている」という緊張感を忘れてはならないですよね。たとえば、お茶を飲むとき。なるべく外から見えないように、小さくしゃがんで飲んでいますか?
女性は、男性に見られることによってきれいになるといいます。ズボンよりも、足を出してスカートをはいた方が足が細くなる、という話も聞いたことがあります(本当かどうかは分かりませんが(笑))薬剤師も事務さんも、人から見られることによってカッコよく、素敵になっていくのかもしれませんね。
考えてみると、薬剤師が他人から「カッコいい」とか「ステキ」とか言われる機会は、非常に少ないのではないでしょうか。ある職業がカッコいいか、カッコ悪いかの一つの基準は、小学校低学年の子供があこがれる仕事であるかどうかにあるといいます。収入はいくらか、社会的地位はどうか、といった大人の世界の物差しにとらわれず、純粋に見た目のカッコよさを判断できるのが、そのくらいの年代というわけです。ある職業をカッコいいと思った子供は、おそらく大人になってもそのカッコよさを覚えているでしょう。もしかするとカッコよさにあこがれて、将来その職業を目指すかもしれません。薬剤師には、子供に対しても大人に対しても、なかなか自分たちのカッコよさをアピールできる機会がありません。薬の説明の前に、パリッとした白衣に身を包み、スパーテルを見事に操り華麗に乳鉢と乳棒を操る姿、的確に医師に疑義紹介をする姿、調剤室でのガラス越しのアピールも必要かもしれませんね。時間がある時に、待合い室の椅子に座ってみてください。患者様がどんな風景を見ているのか、あれ、こんなに見えていたんだと気づくことができると思います。患者様が薬剤師・事務さんにもつ印象は、受付時や服薬指導中の姿がすべてではありません。ちょっとした行動やスタッフ間の言葉など、今一度見直してみると、より素敵な薬剤師・事務さんになれるのではないでしょうか。