ご存知『大人の名古屋vel1.23』に「かりん薬局氷室調剤センター」のある
MEDICOURTが掲載されました。
・FLCとは?
Front Logistics Centerの略で、簡単に言えば小さな物流センターのようなもの。(衛星型)
FLCに対して、ALC(Area Logistics Center:母船型)があり、FLCにて地域の医療機関に商品を供給しつつ、足りない部分やFLCへの補給をALCにて補う。
こちらの卸さんは愛知県においてALCは清洲市西枇杷島に1店、FLCは岡崎支店のFLC化で全国4店目となる。
・通常の支店との違いは?
大きな違いは2点、①災害(特に地震)への強靭化 ②ALCのシステム導入による作業効率化・正確化による安定供給 があるという。
・耐震と免震、発電機能、災害時の供給体制
建物自体は比較的新しいため耐震は十分(震度7にも耐えられる)ある。ただ、建物は無事でも薬品棚や電気系統に損害がでると営業ができない不備が以前はあった。そこで建物自体に、また医薬品が並ぶ棚にも免震機能を備えることで、普段となんらかわらず営業できるシステムを構築した。(東日本大震災では仙台支店で震度6を記録したが、棚の薬品は全く落下しなかったという。)電気系統においては、発電機を設置し、営業所全体の電気を供給可能(ALCは96時間、FLCは52時間)で、軽油での発電のため軽油を補充できればそれ以上継続して発電が可能になっている。市街地が損壊して道路が寸断された場合も、スクーターを用いての薬品供給体制を整えている。
・薬局においての利点
① 多頻度物流:一日最大4便の配送あり
② 欠品が少ない:発注状況をシステムで管理し在庫確保、不足する場合はALCにて対応
③ 土曜日配送:全店土曜日も営業
④ 分割商品供給サービス(order epi):薬品は少量から購入可能、不動在庫の軽減に有効
⑤ 個口スキャン検品(任意):通常の検品もできるが、箱の数とNo、伝票のNoを照合するのみの検品が可能。(商品50品目の検品 通常:3分1秒 個口スキャン:10秒)
⑥ ロケーション順納品(任意):薬局の薬品配列情報をメディセオに提供すると、配置順に並べて納品される(納品後、薬品収納が早くなる)
⑦ 需要予測システム(任意):商品の在庫状況や出庫状況から、発注データを自動で作成するシステムがある
・営業所内ピッキング時のシステム
ピッキング時はハイテクカートとよばれるものを使用する。
① カートが発注データを受信する
② 商品Noを見て、商品をピッキング(商品名は出ないため、取り違えしにくい。また素人でも安易に作業可能)
③ JANコードで商品とデータを照合(間違えると、カートが動かなくなる)
④ カートに乗せると重量監査される(数が違うと重さが異なり、カート動かなくなる)
⑤ ピッキング終了後はBOXにバンドが巻かれる。それ以後、薬局に届くまでBOXへの商品の出入りは一切なくなる。
以上のシステム導入後、納品の正確さは99.9997%(ミスは100万回に3回)となった。
※こちらの企業様ならではのサービスが多くあることもわかりました。利点④⑤⑥あたりのサービスは普段の納品業務を効率化するのにいいサービスかと感じました。
以上
水曜日、名古屋を中心にすごい雨が降りましたね。
名古屋中心部にほど近い中村日赤店も一瞬にして店舗前の道路が川のような状態へとなりました。
BEFORE
AFTER
雨による被害・雪による被害・暴風による被害に対し備えが必要だと感じました。
自然の力は偉大です。。。